楚々草日誌

何もない日などない、生きていれば。

前歯と黒いボタンと赤い液体

朝、寝床の中で、前歯が欠けているという事実に気がついた。そして、前歯の付け根が腫れたような違和感。鼻骨にも痛み。

そういえば前日の夕方、ブラックアウトしたんだ。帰宅困難者になって、家から迎えにきてもらったのだった。調子に乗って泡盛のロックを数杯飲んだせいだった。昼間のアルコールはよく回るからなあ。

前日の悪行三昧を家族から聞き、教育的指導を受けた。あちこちから流血していたそうだ。ありがたいことに、メガネもバッグの中のiPad miniは割れてなかった。家に助けを呼んだiPhoneの黒いホームボタンの周辺には、赤い液体が乾いた跡が残っていた。